5領域支援の具体例
- 健康・生活
学習や遊びの後に物品の片付けについて声掛けをして、習慣的な行動として習得できることを目指します。また、プリント類の管理などについても一緒に考え、提出物の出し忘れなど学校生活における課題についてサポートします。
- 運動・感覚
お子様の優位な感覚を学習時や生活の場面から把握してご本人様に伝えることで、それらを活かした形で学習などを行なえるよう、支援をします。また感覚過敏や鈍麻が原因の生活上の課題についても対策を一緒に考え、デイルーム内で実践し、日常生活に取り入れていくことをサポートします。
- 認知・行動
来所時にスケジュール表を記入してもらうことで、学習量に対する必要な時間を意識するなど、時間的な見立てを身に付けることを目標として支援を行います。複数のスケジュール表を用意したりタイマー等のツールの使用など、最も適した形をお子様と一緒に模索していきます。
- 言語・コミュニケーション
学習時の問題文の読み取りなどをサポートし、文章の内容理解やその方法の習得を支援します。また、学習時のみではなく交流や生活の場面においても言語化や相手に伝わりやすい伝え方などを一緒に考えたり、伝えたいことと客観的に見えている様子のズレ等を整理し、生活の中でのコミュニケーションの力を伸ばしていきます。
- 人間関係・社会性
指導員との信頼関係を形成し、安心感の中で継続的な来所ができることを大切にしています。また、日々のかかわりの中でそれぞれの長所や特徴を伝えることで自己への理解を促し、自分自身のことを肯定的に捉えること、自身の行動を選択することをサポートします。